大幡池(おおはたいけ)・霧島
高千穂神社 三毛入野命(ミケイリノミコト)
三毛入野命(ミケイリノミコト)または、(ミケヌノミコト)を祭神とする「高千穂神社」は阿蘇山の南東にあります。むかし、霊山の乳ヶ窟を根城にして術策を用いて人心を惑わして悪行の限りを尽くしたという鬼八三千王という悪者がいたとか。鬼八は、二上山に住んでいて「鵜目姫」をさらって「あららぎの里」の鬼ヶ岩屋にかくまっていたといいます。
その鬼八を退治したのが、「三毛入野命」です。鬼八はその後何度でも息を吹き返すので、体を三つに切って別々に埋められたといいます。それで、「鬼八のたたり」を恐れ、鬼八の霊を慰めて慰霊祭も行われているといいますよ。高千穂神社は創建1900年前にもさかのぼる歴史ある神社です。「続日本記」にも名前がのっている古い神社です。明治4年の「三田井神社」、そして明治28年に現在の「高千穂神社」となりました。
天津彦火瓊々杵尊・木花開耶姫命、彦火火出見尊・豊玉姫命、鵜葺草葺不合尊・玉依姫命という六柱の総称である高千穂皇神を祀っているといいます。天孫降臨の地である高千穂の八十八社の総鎮守でもあるということで、神社は気を強く感じて、大地のパワーで「清浄」されていくような雰囲気のただよっているところです。
「高千穂」の名付けの由来は、アマテラスオオミカミの孫にあたるニニギノミコトという神様が地上に降り立ったときのことです。あたりは立ち込める雲のために何も見えずに困ってしまったといいます。そこへ「大ワク・小ワク」と名乗るものが里のものが、「ミコトが持っている稲穂から籾をとって四方に撒けばきっと晴れる」といいますので、その言葉に従ってみると、みるみるうちにも雲は晴れ、空は明るくなったといいます。それで、この地方のことを「智穂」、その後「高千穂」と名付けられたということです。
樹齢800年の「夫婦杉」という神木があって、夫婦が手をつないで周囲を三度回ると夫婦円満・家内安全・子孫繁栄の願いがかなうといいます。根本が一つにつながっていることから名づけられました。多くの夫婦、恋人、友人たちをひきつける人気のある神木の「夫婦杉」です。
また、「源頼朝」が畠山重忠に植えさせたという「秩父杉」も境内にあり健在です。国指定重要文化財で、安永7年に造り替えられた本殿はかなり古い感じがいたします。